「そして、アイヌ」出演の宇佐照代さんによるトークショー開催!
2025.3.8
「そして、アイヌ」出演の宇佐照代さんによるトークショー開催!
~東京で賑わうアイヌ料理店「ハルコㇿ」店主の宇佐照代さんは、家族全員で東京にやってきました。2019年にようやく先住民族としてアイヌが法律に明記されたものの、取りまく偏見や差別がなくなったとは言い難い現実があり…。~
「そして、アイヌ」は4/11(金)からの上映に決定!
4/12(土)は出演の宇佐照代さんに登壇いただくトークショーがあります!
時間など詳細は、確定し次第発表いたします。
日時:
2025年4月12日(土) ※時間など詳細は、確定し次第発表いたします。
東京・大久保に賑わう一軒のアイヌ料理店があります。
お店の名前は「ハルコㇿ(HaruKor)」。
アイヌのことばで「食べ物(穀物)・持つ」を指し、「食べ物に困らないように」という願いがこめられています。
店主は宇佐照代さん。
アイヌ文化アドバイザーとして若い世代へ舞踊や楽器演奏などの伝承活動も行う照代さんは、小学生のころに生まれ育った釧路を離れ、母と5人きょうだい全員で東京にやってきました。
2011年にオープンしたお店には多様なルーツをもつ人びとが国内外から訪れ、味わい、繋がる場となっています。
◇ ◇ ◇
ハルコㇿの成り立ちには、長いあいだ関東在住アイヌの居場所づくりに奔走していた照代さんの祖母や母の想いがありました。
2019年にようやく先住民族としてアイヌが法律に明記されたものの、取りまく偏見や差別がなくなったとは言い難い現実があります。
映画は、照代さんの曾祖母から子に至るまでの家族のライフヒストリーを紐解きながら、アイヌと出会った人びと――美術作家・奈良美智さん、評論家・太田昌国さん、写真家・宇井眞紀子さん、朝鮮/韓国民謡奏者・黄秀彦さん、カムイノミ祭司/縄文造形作家・平田篤史さんたちの活動を道しるべに、文化の継承とアイデンティティ、開発と多様性、植民地主義と人権といった問いに向き合っていきます。
トークショー登壇者
出演 :
宇佐照代(うさ・てるよ)さん
北海道釧路市生まれ。
アイヌ文化アドバイザー。
10歳の時に上京し、アイヌの伝統舞踊やムックリ(口琴)などを習う。
現在は木彫りやトンコリ(弦楽器)にも取り組むほか、小・中・高校生向けの人権問題体験学習会の講師も務めるなど、全国各地でアイヌ文化の伝承活動を行っている。
94年の開店当初より携わっていたアイヌ料理店「レラ・チセ」が閉店するも、11年に母・タミエさんとともに開業した「ハルコㇿ」を東京都・大久保にて営業中。
宇佐照代さん
貴重なお話しを聞く事ができる、又とない機会です。
来館可能な方はぜひ、足をお運びください!